鶴は千年、亀は萬年、我は天年
仙厓義梵
今日は禅宗の僧侶、仙厓義梵(せんがい ぎぼん)の残した言葉を紹介します。
仙厓は江戸時代に博多の聖福寺で住職をしており、「博多の仙厓さん」の愛称で親しまれていた和尚さまです。
ほのぼのとした味わい深い禅画(禅の言葉の書いてある絵)をかいて、教えを広めていました。
仙厓さんは今でいう、ゆるキャラのような絵も描いたりして、民衆にとても慕われていたそうです。
鶴は千年、亀は萬年、我は天年。
天年とは天から与えられた寿命のこと。
私たちは長寿を願うのではなく、限りある人生を存分に一生懸命に生きるべきだと、仙厓さんはこの詩で教えてくれているのです。
千年ない、萬年ないと嘆くよりも、今を一生懸命に生きる事が大事だと気づかなければなりません。
鶴は千年、亀は萬年、我は天年。
仙厓さんの言葉、今日はこの言葉を覚えて帰ってほしいと思います。