第41回 お盆の話


お盆

お盆は亡くなった人が帰ってくる期間です。

 

この夏の暑い時期、こんな時期くらいは、

 

「お家に帰ってきて、ゆっくり休んでね」

 

「ゆっくり涼んでいってね」という、

 

昔の人のやさしい気持ちが作ったのが、このお盆という行事になります。

 

帰ってくるときは、『きゅうりで作った馬』

 

これに乗ってなるべく早く帰ってきてね。

 

向こうに戻るときは、『なすびで作った牛』

 

これに乗って、ゆっくりゆっくり戻ってね。

 

帰ってくるときは迷子にならないように、『提灯の灯』、これを目印に迷わず帰ってきてね。

 

このような、ご先祖さまや故人に対する『感謝の気持ち』、『おもてなしの心』など、そういう『やさしい気持ち』がたくさん込められているのが、このお盆になります。

 

お盆の期間中は亡くなった方、

 

帰ってこられますので、

 

きちんとお仏壇に手を合わせて、

 

「この一年、こんなことがあったよ」とか、

 

「あんなことがあったよ」とか、

 

話しかけてあげると、とても喜ばれると思われます。

 

よろしくお願いいたします。

 

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