お盆は亡くなった人が帰ってくる期間です。
この夏の暑い時期、こんな時期くらいは、
「お家に帰ってきて、ゆっくり休んでね」
「ゆっくり涼んでいってね」という、
昔の人のやさしい気持ちが作ったのが、このお盆という行事になります。
帰ってくるときは、『きゅうりで作った馬』。
これに乗ってなるべく早く帰ってきてね。
向こうに戻るときは、『なすびで作った牛』。
これに乗って、ゆっくりゆっくり戻ってね。
帰ってくるときは迷子にならないように、『提灯の灯』、これを目印に迷わず帰ってきてね。
このような、ご先祖さまや故人に対する『感謝の気持ち』、『おもてなしの心』など、そういう『やさしい気持ち』がたくさん込められているのが、このお盆になります。
お盆の期間中は亡くなった方、
帰ってこられますので、
きちんとお仏壇に手を合わせて、
「この一年、こんなことがあったよ」とか、
「あんなことがあったよ」とか、
話しかけてあげると、とても喜ばれると思われます。
よろしくお願いいたします。